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海だけじゃない!太古の森でニューカレの新たな魅力に大感動!

2008/5/12~2008/5/19
ヌーメア
自然
ニューカレドニアといえば、思いつくのが「天国に一番近い島」、「青い海」、「プチフランス」。「リビエルブルー州立公園」は、太古の森の雰囲気を残す超穴場スポット。これまでとはひと味違うニューカレをご案内します!
2008/6/12 本社スタッフ

リビエルブルー州立公園とは?

【写真左】いろいろな植物を目にします【写真中】食虫植物の一種。わかりやすい見た目【写真右】イラストですがこれがカグー。ホンモノはすぐに逃げてしまい写真に収められず
エス・ティー・ワールドのビーチファクトリースタッフでありながら、海よりも山が大好きなワタクシが力を込めておすすめするニューカレドニアの知られざるスポットをご紹介いたします!

リビエルブルー州立公園は、約15,900ヘクタール(東京ドーム約1万個分)の広さのひじょ~に広大な自然保護区で、ニューカレドニア固有の植物が多く生息する貴重なエリアです。これまでに発見された固有種は3,200種以上、野生のランや大型のシダ植物、食虫植物など珍しい植物をたくさん見ることができます。

ニューカレドニアの国鳥「カグー」の保護区としても有名で、高い確率で野生のカグーに出会えることができます。(私もちょろりと様子伺いに現れたカグー君(ちゃん?)に会うことができました!)

オプショナルツアーの場合は、専用車で観光エリアを巡りますが、他にもハイキングコースがあります。
特に「ジャイアント・フープ」という異種の樹木が一体となった巨木を目指すコースは、樹木マニアの私にはたまらないコースです!
ただし、前日に雨が降ると足元が非常に滑りやすり、ハイキングコースは閉鎖されてしまいます。
かくいう私も、ハイキングコースを歩くために訪れたのですが、閉鎖されていたために泣く泣く車で巡るコースの観光となりました…。でも、これが大正解だったのです!
【写真左】いろいろな植物を目にします
【写真中】食虫植物の一種。わかりやすい見た目
【写真右】イラストですがこれがカグー。ホンモノはすぐに逃げてしまい写真に収められず

ヤテ湖で完璧な静寂に包まれる!

【写真左】公園入り口の案内看板でコースチェック【写真中】グランドカオリコースに入るペリニョン橋周辺の景色。周辺は静寂に包まれ神秘的な湖【写真右】ペリニョン橋。車は通れないので歩いて渡ります。アドベンチャー気分が高まる!
あいにくハイキングコースは閉鎖中とのことで、通常ツアーで訪れる「グランドカオリ」コースへ。

赤土の緑豊かな公園を車で進み、第1ポイントのペリニョン橋へ。この橋は2003年に台風で壊れたままで車は通行禁止。歩いて渡ります。

橋の周囲は、シーンと静まりかえったヤテ湖。早朝なので誰もおらず、完璧な静寂の中を歩くのはとても気持ちがいいです。
ふたたび車で、森の中へ進んで行きます。
このコースは大きな移動は車なので、ご年配の方や歩くのがおっくうな方でも大丈夫! 気軽に楽しむことができます。


【写真左】公園入り口の案内看板でコースチェック
【写真中】グランドカオリコースに入るペリニョン橋周辺の景色。周辺は静寂に包まれ神秘的な湖
【写真右】ペリニョン橋。車は通れないので歩いて渡ります。アドベンチャー気分が高まる!

幻想的な 『沈める森』

【写真左】鏡のような湖面に枯れ木を映し出され、不思議な光景【写真右】「人間って…」と、感慨にふけってみる
しばらく車で進むと、湖面から枯れ木がニョキニョキと突き出ている不思議な景色が見えてきます。ここは「沈める森」と呼ばれているポイントです。
実はヤテ湖は人工湖で、ニューカレドニア固有の木・ニアウリの森が水に没してできたものです。
葉はすべて落ちていますが、強い殺菌力を持つニアウリの幹は腐らずに枯れたまま残り、この景観となったとのこと。
朝もやの中、波もなく鏡のような湖面に映る枯れ木の数々…。幻想的な、ちょっと怖い感じがしました。

自然の姿を無理に変える人間たちへの、自然からの無言のメッセージ、と感じてしまうのは私だけでしょうか…。

【写真左】鏡のような湖面に枯れ木を映し出され、不思議な光景
【写真右】「人間って…」と、感慨にふけってみる

森の守り神、グランドカオリとご対面!

さらに奥にすすむと、お待たせしました。いよいよ「グランドカオリ」が待つポイントです!

グランドカオリは高さ40m、幹の直径が2.7mもある樹齢1000年の巨木です。森の守り神の風格に、ワタクシのテンションはMAX!!
見上げていると首が痛くなるほど、高くたか~くそびえる木を前に、人間ってちっさな存在だなあ…と思います。やっぱり、自然はすごい! 巨木はすごい!!
グランドカオリの周辺はシダ類が自生するエリアで、ゆっくり歩けば30分くらいの小道を散策できます。

リビエルブルーの青さの秘密。

公園内には公園の名前にもなっている「リビエル・ブルー」や「リビエル・ブラン」など川も多く流れています。う~ん、マイナスイオンに癒されます!!

リビエル(川)ブルー(青)は、名前の通り緑や青に見える川で、それは川底を形成する翡翠(ヒスイ)やコバルトなど鉱石の色であるそうです。
ちなみに翡翠は私の大好きな鉱石!
地元のひとは週末よく家族で川べりバーベキューやカヌー遊びを楽しむのだとか。

見晴らし台からジュラシックな世界へタイムスリップ!?

公園入り口寄りにヤテ湖を望む見晴らし台があります。ジュラシックな太古の昔を思わせる大パノラマに感動! 恐竜たちが歩いていたり、空を舞う姿を想像すると、まさに映画の世界『ジュラシックパーク』の世界! 私の脳内では、テーマ曲が響いておりますwww

周辺には他にもスポットがあります

【写真左】マドレーヌの滝。【写真中】モンドールの源泉。けっこう皆がっつり汲んでます。【写真右】ワタクシもちょっくら失礼して・・・おいしかったですよ。
リビエルブルー州立公園より、車で約30分行くと「マドレーヌの滝」があります。
この周辺もニューカレドニアの固有植物の宝庫で、川沿いを歩くハイキングコースなどが楽しめます。
ヌーメアに戻る途中のモンドール山には、ニューカレドニアのミネラルウォーターとして有名な「モンドールの源泉」があります。多くの地元の人々が水を汲みにやってきておりました。

【写真左】マドレーヌの滝。
【写真中】モンドールの源泉。けっこう皆がっつり汲んでます。
【写真右】ワタクシもちょっくら失礼して・・・おいしかったですよ。

山好き&巨木好き集まれ〜!!

【写真】リビエルブルー州立公園にいたるまでの道のりも「ここはホントにニューカレドニア?」と思ってしまう景色が楽しめます
ニューカレドニアにいながら、太古の自然を満喫できるリビエルブルー州立公園はいかがでしたか?

山好き&巨木好きの方はもちろん、ビーチリゾートとはひと味異なる刺激が欲しいという欲張りな方も、きっとご満足いただけると思います。

ヌーメアから車で片道1時間なので、日帰りで充分楽しめるリビエルブルー州立公園へは、ガイド付きのオプショナルツアーがおすすめです。

【写真】リビエルブルー州立公園にいたるまでの道のりも「ここはホントにニューカレドニア?」と思ってしまう景色が楽しめます